単純化して発想。
景気の見通しが良くないと、株式への関心が下がりマネーは別の対象へ流れる。
例えば債券。特に国債。根拠は安全性があること。国債にマネーが流入するということは、人気が出るということ。そのため債券の需要が上がるために債券価格が上昇し、裏を返すと、利回りが低下する(利回りが悪くても安全性が志向されている)。
債券価格が上がると、長期金利が下がる。
景気が悪いと貸し出しの金額が減るので、銀行など運用サイドが余剰資金を債券、とりわけ国債に投入する。
そのため、さらに国債の利回りはひくくなり、つまり安全志向が強くなり、それが中期的な先行きに対する情報となり、リスクのある金融商品(株式など)の市場への資金流入はさらに少なくなる。
20091003の日本経済新聞の「マネー、株から債券へ」を参考。