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評価:
安原 智樹
日本実業出版社
¥ 1,575
(2009-02-26)
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分析ツールの適用場面や、
マーケティングプロセスの順序もわかってきたのですが、
それぞれを使うことで何を明確にすべきなか、何が見えるのか、
わからなかったので、整理してみました。
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環境分析
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自社が競合優位となるような魅力的なフィールドを探すことが目的
「フィールド」とは何を指すか。
顧客が求めている範囲、
自社が得意な範囲、
競合他社が入りにくい範囲
が同時に成立するようなアイディアや商品コンセプト、
市場、カテゴリなど
以上の切り口を示すのが3C。
それらを産業面から明確にするのが、5フォーセーズ
自社の内面から明確にするのが、VRIO(使う気なし)
以上から得られた情報を整理するのがSWOT
その結果から、
(顧客、競合他社を踏まえ)どのフィールドを攻めるべきか、
そのために、
(競合、自社を踏まえ)自社のどの資産を投入すべきか、
見えてくる(というストーリーの榊理解)
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STP
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具体的に攻めるべき対象を決定していくプロセス
●セグメンテイション
想定市場を特定し、それにかかわる想定競合を特定する
(どこにあるのか、比較すべき商品は?)
◎競合を知る意義
競合他社の強みをできるだけ避け、
競合他社の弱みを活かす(付け入る)ため
→競合関係から、競争の形がわかる
(リーダー、チャレンジャー、フォロワー、ニッチャー)
→競争の形から、ビジネス戦略を決める
(差別化、コストリーダシップ、集中化)
※集中化がランチェスタに当たるのかな。
●ターゲティング
狙うべき顧客を決める
(誰が、いつ買うのか)
●ポジショニング
顧客のユーザベネフィットと競合品との差別化ポイントを決める
(なぜ買うのか)
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マーケティングミックス
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環境分析で分かった自社リソースを、
STPで決まった対象に対して、
最適な配分でローンチしていくプロセス
競合との関連、自社の強み弱み(5フォーセーズの結果も使う)
顧客の動向を踏まえ、
もっとも効果のある組み合わせを選択する。
※「効果」の対象=売上、利益、販売数…など
プロダクト
プライス
プレイス
プロモーション
料理でいえば…
手に入る材料と自分の力量を見つけるのが環境分析
どんな料理を誰のために作るのかを決めるのがSTP
実際に作る工程がマーケティングミックス