NewYork Timesには、日本のメディアでは知ることのできない世界のニュースを見ることができる。日本の記事に日々は出てこない国としては、
サウジアラビアもそのひとつ。2008年の11/28にこんな見出しがあった。
As Taboos Ease, Saudi Girl Group Dares to Rock
サウジアラビアは宗教と政治が一体化している。イスラム教の聖地であるメッカがサウジアラビアにあるから、権威もある。そんな国で大異変。20代姉妹2人が発起して、女性3人でロックバンドを組んだ。バンド名はThe Accolade.
myspaceにもサイトを解説し、音楽をダウンロードできる。
http://www.myspace.com/accoladeofficial
Evanescenceの"
Bring Me To Life"っぽいメロディアスなロック。なかなかかっこいい。
さて、彼女たちはサウジアラビアのムスリムの女性に必須の二カーブを身につけず、素顔を見せている。しかも、ロックだからその音楽は西洋文化そのもの。記事のタイトルとおり、タブーをゆるめてしまった。サウジアラビアでは、今までなら考えられないことだ。昨年初めに、
スターバックスで男性と商談していた女性が逮捕されたことがニュースにもなった。
彼女たち、だいじょうぶなの?と心配になるのと同時に、どんな世界でも新しい価値観を作り出す力があるのだと感心させれた。私は異教徒であるが、サウジアラビアは好きな国の一つ。「西洋的」ことだけがかっこいいことではないという視点とは別に、新しい価値が生まれたことは喜ばしい。
彼女たちの安全を祈りたいし、楽しんでもらいたいと望むばかり。