2000-2007
私は純粋な技術者ではない。コンピュータサイエンスに関する知識はウェブサイト、ドメインなど、インターネットの仕組みに関する知識しか持ってなかった。
よほど大きな流通系企業でない限り、コンピュータ技術者にとって、あまり魅力がある場とは言えない。技術の追求よりも、現実に合わせた結果だけを求められるからだ。
ということで、私の「ウェブがおもしろい」という志向性は、技術も分かる、という期待にもつながって、ネットワークの専門としての役割が大きくなった。
とはいえ、工学的な知識も経験もない。そこで、とにかく、問題点に当たるたびに、周辺知識を学んだ。経営戦略論でいえば、学習アプローチ(新しい事業に身を置き、想定しないハプニングを、学習の機会と捉え、そこから市場機会を生み出す視点)である。
そんな荒療治ではあったが、なんとなく、経験値が上がっていくのであった。ハードウェアやネットワークに関する導入から保守までの全体把握.コンピュータの自作からトラブル対応、ネットワークの構築・管理・監視などなど.そのほか、配線工事も実施.
2000年に本社異動になってから,インターネット環境がない状況を改善するため,本社にLANを配備した.同時に,担当者(10名)ごとにコンピュータを配備し,Emailやオフィススイートの利用に関する教育を実施した.
その後,会社の上場を経て店舗数の増加から情報伝達の同時性・均質性が求められたため,2004年に100店舗へのコンピュータ配備について,提案し,計画,導入完了までマネジメントした.また,店舗従業員への基本的スキルの教育,また,運用に関するルールの考案と浸透につとめた.
さらに,Emailだけの情報共有を品質向上するために,2006年に全店舗および本社をVPNに入れ,閉じたネットワークにすることを提案し,導入までマネジメントした.また,関連し,2007年にファイアウォール配備について,提案し,導入した.