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[ことば]Gordian Knot(ゴルディアスの結び目)

ゴルディアスの結び目 (ハルキ文庫) ゴルディアスの結び目 (ハルキ文庫) 小松 左京

Wikipediaより
The Gordian Knot is a legend associated with Alexander the Great. It is often used as a metaphor for an intractable problem, solved by a bold stroke ("cutting the Gordian knot").

ゴルディアスの結び目とは,アレキサンダー大王にちなんだ伝説である.しばしば,一大英断が必要な,難解な問題のメタファとして使われる.

錠前の生まれる前,結び目には魔法の意味が含まれる時代があった.しかし,所詮,ひもを結んだだけだから,ほどこうと思えばほどけたはず.しかし,その頃のひとたちにとって,結び目は神聖なものであり,ほどけないもの,という社会的観念があった.
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Alexander cuts the Gordian Knot,
by Jean-Simon Berth�lemy (1743–1811)


その時代背景の中,フリジア王ゴルディアスが,ある難しい結び方を作った.その結び目を解ける者はおらず,人々はその結び目をゴルディアスの結び目と呼んだ.そして,アレキサンダーもその結び目を解くことに挑戦した.そのとき,ゴルディアスは若きアレキサンダーに言った.

「この結び目を解いた者が,アジアを征する」

アレキサンダーはどうしたか.それをほどこうとしたのではなく,剣で一刀両断したのである.既成概念にとらわれず,全く新しい視点で,彼は問題を解決したのである.そこから,このゴルディアスの結び目の逸話には,難解な問題を解くためには,ものごとをいろいろな角度で見つめ,解決せよ,という戒めも含まれることになった.

まさに,アレキサンダー大王は,柔軟な発想を持った人間であり,だからこそ,アジアを征し大王と呼ばれるまでになったのかもしれない.

  ☆ ☆ ☆

追記
Wikipedia日本語版にも解説があった.
ゴルディオスの結び目
※英語の音に近い表現にしているのか,「ゴルディオス」になっている.
アレクサンドロスがペルシャ領であるリュディア王国の首都ゴルディオンを占領した時(紀元前333年)、町の中心にあるゼウス神殿に一台の古い戦車が祀られていた。その戦車は「ゴルディオスの結び目」と言われる複雑に絡み合った縄で結わえられており、この結び目には解いたものがアジアの支配者になるという伝説が伝えられていたが、その伝説を耳にしたアレクサンドロスは腰の剣を振り上げ、一刀のもとに結び目を切断した。アレクサンドロスは、運命とは伝説によってもたらされるものではなく、自らの剣によって切り拓くものであると兵たちに宣言した。
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