「ムカシトカゲ」は絶滅危惧生物。ニュージーランドの
カロリ野生生物サンクチュアリやその他動物園で保護され生存している。現在、数万匹の生存が確認されている。体長500mm程度の小さな生物だ。
さて、保護された中にすげー長寿なヤツがいる。1972年から同保護区に飼育され、推定年齢が111歳のHenryだ(上の写真は本人…本トカゲ(^_^;)。111年!生物としては私の大先輩だ。そして、ニュージーランドの紙面をにぎわしている。2008年3月に80歳の雌Mildredと交尾し、先日、その卵がふ化したのだ。
Henry, at 111, becomes a first-time dad
Reptile becomes a father, at 111(赤ちゃんの動画あり)
ずっと生殖に関心を持っていなかったらしいのだが(
ムカシトカゲは生殖活動に緩慢らしい)、腫瘍を取り除いてから、彼のエナジーが蘇ったとのこと。11個の卵からは、すべての赤ちゃんがふ化した。
111歳で生命を生み出すエネルギーがあるなんて(^^)。人間とは異なる時間スキームで動く彼らは、歴史を大きく見ているんだろうなぁ(というのは"人間的"な発想であって、生物はただ生きているだけ…私もそういう生き方にたどり着きたい)。