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https://atsu23.jugem.jp/?eid=

127時間

評価:
A.R. Rahman
Interscope Records
¥ 1,001
(2010-11-22)


そのシーンはスプラッタモノか?と思える映像.血だらけ(^_^;.しかし、見ている者にそのどぎつさ自体で驚愕させないようなストーリ展開がされている.

127時間』は実は.オスカーにも複数部門でノミネートされ、実際に、高い評価をもらっている.ひとりの男が無人の荒野に取り残される設定のため、ほぼ一人芝居.しかし、飽きさせない.実話ということで、簡単に言えば、出かけた先で信じられない事態に遭遇した男の物語である.

つくりはテクニカルな映像割りと、クールな音楽をかぶせて、「重さ」を少しだけ軽くしてくれている.「その」シーンに達する時も「痛さ」で目を背けることがないように配慮されているような気がする.あくまでも、男の意志の強さのみが伝わるような設計.

「この結果を招いたのは自分である.宇宙はこの時を待っていた.自分が来るときを、この石はずっと待っていた」

生きることを受け入れた男は、自分で乗り切ろうしたのだった.登場人物が少なく、動きも少ない.エンタテイメント要素も少ない.しかし、印象に残る.

アーロンが声を振り絞り生きるための助けをよぶシーンの曲.
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AtsuSacaqui * 魂心-alma e vida- * 11:42 * comments(0) * trackbacks(0)
https://atsu23.jugem.jp/?eid=711

意外にも妥協し合うよりも互いに期待しあう夫婦がいいらしい.

評価:
ジョン・M. ゴットマン,ナン シルバー
第三文明社
---
(2000-03)

『愛する二人別れる二人』はMBAの交渉論のテキスト.なるほど、結婚も人間相互のインタラクションの連続だから、交渉が関わるんだなぁ.

さて、特に関心あったのはp.283.
結婚生活に関するエキスパートと称する人びとの中に、結婚生活に失敗する大きな原因は、夫婦相互が相手に対して過大な期待を抱いているからで、その期待を低く抑えれば、相手に対する失望感は小さくなると言う.しかし、ノース・カロライナ大学のドラルド・ボーコム博士は、夫婦の期待値を徹底的に研究し、この説の化けの皮を剥いだ.博士によれば、配偶者に高い期待を抱いている夫婦は、質の高い結婚生活をしていると実証している.
なるほど、お互い尊敬し合ってるとうまくいくんだねぇ.意外な真実のひとつでございました.
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AtsuSacaqui * 魂心-alma e vida- * 21:17 * comments(0) * trackbacks(0)
https://atsu23.jugem.jp/?eid=662

朝6時の響き.

サウジアラビアの一日はKur'anで始まりKur'anで終わる.10歳の記憶なので不確かだが、朝6時半ほどの時間と、夕方6時半ほどの時間にmasjid(モスク.「平伏する場所」という意味)に設置されたスピーカーからアザーンが街全体に流れる.イスラム教になじみがないひとには異様に思われるかもしれない.私はムスリムではないが、その音色は心地がよく聞こえる.

イスラム教は政教合致しているため、Kur'anが政治にも影響する.法律も則る.それは西洋的視点からは異常にも映る.しかし、それはまた別の問題.ともかく、ここで言いたいのは、音色の話.

ムスリムのあこがれの地メッカ.一生に一度ここに訪れる(女性は入れません).


「アッラー・アクバル」と何度も唱えているのは、アザーン(礼拝への呼びかけ).「アッラーは偉大なり」という意味.
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AtsuSacaqui * 魂心-alma e vida- * 07:24 * - * -
https://atsu23.jugem.jp/?eid=655

i am a master of my fate, i am a captain of my soul.

好きな国のひとつにブラジルがある.地理的な位置も人々のマインドも日本と正反対なところが好きなんだ.そのブラジルのすぐ横に、南アフリカ共和国がある.かつてアパルトヘイトがあったところ.アフリカ全体自体、関心ある、という程度の場所だったのだが、『インビクタス』を観て、俄然生きたい場所のひとつに加わった.

私は内向的であるが、だからこそ、関心の矛先は絶えず外向的に向けている.その矛先のひとつが「日本以外」.とはいえ、これまで、アジアや欧州、東欧、南北米で、アフリカは正直言って対象外であったのだ.ネルソンマンデラというひとの偉業を知っていたし、南アフリカの経済的発展が目覚ましいことも知っている.サッカーのワールドカップも2011年に行われる.しかし、ピンとくる場所じゃなかった.

invictusは、英国の詩人William Ernest Henleyの詩のタイトルである.劇中では、ネルソンマンデラ氏が獄中でその詩を読み、励まされた、という設定.そのあたり事実かどうか調査していない.しかし、Matt Damonが演じる南アフリカのラグビーチーム主将François Pienaarが言うように、27年間獄中にいたマンデラ氏は、極限まで働き、人種無関係に祖国のために生きたのは、結果が表している.そのストーリに、invictusの詩がとてもはまっている.

劇中でinvictusの最後の文章が繰り返される.
I am the master of my fate:
I am the captain of my soul.
まさにあらゆる束縛から解放されたひとなんだろう.
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AtsuSacaqui * 魂心-alma e vida- * 00:52 * - * -
https://atsu23.jugem.jp/?eid=636

感謝の気持ちを込めて…運を引き寄せる方法教えます。

The Luck Factor, Changing Your Luck, Changing Your LIfe: The Four Essential Principles
The Luck Factor, Changing Your Luck, Changing Your LIfe: The Four Essential Principles
Richard Wiseman

Richard Wiseman Ph.D<http://www.richardwiseman.com/>は、英国のthe University of Hertfordshireの教授。彼は認知心理学を専攻とする。その中でも、Quirkology<http://www.quirkology.com/USA/index.shtml>を提唱して実証していっている(妙訳がないのだが、quirky side of human behaviour-人の行動の奇妙な側面-に関する体系のようだ.)。

たとえば、ひとが小さなあることに注意しすぎて、大きな変化に気づかない、ということ。これを実証したビデオがある。まず、前半。カードの色を変化させる手品を披露。しかし、後半の解説を見ると、ショッキングな事実に気づくのである。

"colour changing card trick"


また、そうなると思えば実現してしまう、という実証。集まった全員が念力者になってしまう。

"The Amazing Spoon Bending Video"


そのほかにも、認知心理学の研究の一環として、さまざまな調査を行っている。詳細はウェブサイトhttp://www.richardwiseman.com/research/をご覧いただくとして、この中に興味あるリサーチ結果がある。

それが、「Psychology of luck(運の心理学)」。
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AtsuSacaqui * 魂心-alma e vida- * 01:00 * comments(0) * trackbacks(0)
https://atsu23.jugem.jp/?eid=556

カンガルーとクジラの違い

オーストラリアでカンガルー駆除が始まった.
先住民の活動家が反対して逮捕された.
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200805210011.html

カンガルーは殺してよくて,クジラは殺してはダメな違いって?
やっぱり,クジラは賢くて,カンガルーは賢くないから,かな.

もしそうだとしたら…それってどっかで聞いたことあるぞ.理性的で科学的な思考をもち,知性に近い存在ほど「人間」として尊重される…それって,近代西洋の世界観じゃないかい.

2007年9月の国連総会で『世界先住民族の権利に関する宣言』は圧倒的多数で可決された.この宣言に4カ国が反対してる.アメリカ、カナダ、ニュージーランド、オーストラリア.すごい,移民国家ばっかり,なぜ?
http://www.news-pj.net/npj/tuushin/200709-ichiji.html

それが近代思想とつながっているのかどうかわからないけど,ともかく,それらの国の先祖は,先住民,未開人を追放したり,啓蒙教育してきた歴史を持つ.そのときの大義名分は「人間としての生き方を知らない彼らを,人間らしくしてあげよう」.そして,その「人間」の基準ができあがったのが,西洋の近代だった.
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AtsuSacaqui * 魂心-alma e vida- * 00:00 * - * trackbacks(0)
https://atsu23.jugem.jp/?eid=505

伝統的と思ってた規範が意外に最近できたという事実

無境界家族(ファミリー) (集英社文庫)
無境界家族(ファミリー) (集英社文庫)
森巣 博

森巣(ペンネームかな?)氏は,オーストラリアに拠点を置く博打打ち且つ作家である.(著作の内容が事実もあるならば)博打打ちだけあって,アングラな世界に詳しい.ドラッグを飲むし,裏稼業のひとと人脈もある.

しかし,森巣氏の妻と子どもはとても「立派な」ひとである,且つ,彼は妻も息子もとても自慢に思っている.妻は,イギリス出身で大学教授.各地の大学から呼ばれ講師や研究をするひと.息子は,小学生のころ言葉を話せない登校拒否時だったが,その後,数学の才能が開花し14歳で大学から呼ばれ入学し,その後,数々の学問の賞を取ったり,大学を主席で卒業したり,その後大学院に進んだ後,在学中の21歳のときにヘッヂファンドからヘッドハンティングされた秀逸(以上,COURRIER Japon5月号から参照).

妻は研究で忙しくまったく育児ができない.だから,森巣氏が子育てをした.森巣氏の教育のモットーは「やりたいことしかやらない」ことだそうで,息子も学校にいきたいくないなら,放っておいたそうだ.大学への入学も学校側が手続きしてくれたし,奨学金や息子が賞と取って稼いだ(!)だ資金で学生生活をまかなってたので,親は一切お金もかかっておらず,してあげたことといえば,たまにご飯をつくってあげたことくらい(笑)(しかも,親が不在なら勝手にピザとってひとりでしっかり生活していたという).
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AtsuSacaqui * 魂心-alma e vida- * 09:17 * - * trackbacks(0)
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西洋的な持続的成長ではない、東洋的円環的収束

10代から心理学や哲学、宗教、芸術、物理学などに関心があったのは、対外的な不安感がいつもあるからで、他人とはなにかを知るためだった.しかし、自分の立ち位置を見つけた後は、同じ関心ごとへの関わりは、世界のあり方に触れる志向になっていった.

ユング心理学が展開する「全体性」や、東洋の思想の「中庸」、また、哲学では構造主義やポスト構造主義がスポットライトを当てている「枠」について、今もっているものが正しいわけではなく、自分も見えていない「世界」が存在していると知ったのは、30代に入ってからだ.
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人智を超える何かを感じるのは科学者も同じ(ランドール博士)

リサ・ランドール異次元は存在する (NHK未来への提言)
リサ・ランドール異次元は存在する (NHK未来への提言)
リサ・ランドール,若田 光一

ランドール博士は5次元の異空間の存在を提唱し,数学を用いて証明している学者.彼女は学歴において優秀(ハーバード大学卒業)というだけでなく,話もおもしろく,また,自分の研究についてユニークな解説をしてくれる.

そして,彼女は物理学の世界では注目される研究結果を発表して注目されている.

その著書「ワープする宇宙」は科学書ながらベストセラーになった.異空間が存在する,それ自体が生活になにか影響するわけではない.なのに,なぜ,そこに魅力があるのか.

ランドール博士はこう言っている.
神を感じるような経験ではありませんが、目に見えない五次元に思いをめぐらせていると、「宇宙の神秘に対する畏敬の念」が沸きあがってくることがあります。


自分たちには触れることも見ることもできないなにか.しかし,存在しているのだ…それは科学に限らず,宗教や愛など,違う視点にも存在するもの.大いなるシステムを感じることに,ひとは惹かれるのだろう.
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AtsuSacaqui * 魂心-alma e vida- * 00:00 * - * trackbacks(0)
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愛することと傲慢さとは似て全く異質なもの.

愛することは,相手を見放さないという意志のことであり,受け入れいていこうとする積極的な決意である.この崇高な行為を,自分の保身のために利用するととても悲しい結果になる.

「愛?」それとも「暴力?」デートDVに気づかぬ独女
http://news.livedoor.com/article/detail/3420570/

この記事によれば,暴力振るったり,極端な束縛行為する,その言い訳が,「愛しているから」.しかも,言われる方も,それなら仕方ないと受け入れてしまっている,という実態.

愛することは,見放さないという意志だとして,でも,「ホンモノ」と偽物を見分けられなきゃ意味ない.その試金石はなんだろう.
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AtsuSacaqui * 魂心-alma e vida- * 12:06 * comments(0) * trackbacks(0)
https://atsu23.jugem.jp/?eid=405