三月に大学院は修了。提出した修士論文の結果待ちとはいえ、一応は学生の時間は完了している。時間のやりくり、知識の理解、アウトプットに追われた二年間であった。
MBAはカネと時間の投資。それを回収するのが投資家としての自然な行動。いわずもがな、だが、日本のMBAには米国の著名なビジネススクールで修得したような資格に匹敵する価値はないと思っている。MBAを修得したからといって、その価値を理解し人材として活用する企業は少ないと推測している(特に小売はそうだろう)。それゆえに、自分の置かれた環境のなかで、自分のアクティビティの結果をよりよくする、と振る舞うひとは多いはず。いわば、キャリアアップ。当然です。
さて、どこに投資回収の機会があるだろうか、と考える一方で、次の一手、どうしようかと考えたりもする。そこで浮かんだのが、キャリアアップの観点ではなく、社会貢献の観点。
「雇用を作ろう」
それは理念であるので、方法として楽な道があるならそれでいい。たとえば、特定の企業が成長していて、その企業のパーツになることで雇用創出の一役買えるなら、それもよし。基本的に自分よりもうまくやれるひとがいるなら、任せたほうが良いと思っている。そのサポートに回ることで、自分の目的も達成できるなら、それでよい。
一方で、自分にしかできないやり方が、誰よりも目的達成に効果あるなら、やって損はない。その結果、世界最大の労働市場が生まれるならなおさらだ。そのやり方がどこにあるかはわかりません(わかっていれば、誰かがやっている)。なんとなく見つけたら、試してみるしかないですね。
デザイン、哲学、社会学、経済学、消費者行動論、と学んだし、実業としてコンピュータエンジニアの経験を積んできた。そろそろ社会に還元してもよいでしょう。